製品属性(仕様)

製品画像(様子)

特徴

この板金ユニット装置は、工作機械の加工室を覆うカバーアセンブリとなっています。工作機械のカバーアセンブリでは、主に二つの機能が求められます。その一つが、ワークを加工した際に発生する切り屑をいかに加工室に溜めない構造にできるか、切り屑を溜めずに洗い流すことができるかという機能です。切り屑の形状によっては、小さなボルトの頭でさえも切り屑が溜まってしまいます。ボルトの本数を少なくすることはもちろん、さらに加工室内に切り屑を溜めない為には、加工室内を凹凸の無いようにフラットな形状にする必要があります。2つ目の機能として、クーラントを回収することです。工作機械が設置される工場の環境も近年劇的に変化しています。作業者がクリーンな環境で安全に機械を操作できるように、クーラントが機外へ漏れ出さないことが求められます。クーラント漏れを防ぐために、設計段階からクーラント漏れを考慮した板金ユニット部品の設計を行っています。また、この板金ユニットを運搬するにあたり、部品ごとを梱包すると1車で運べる量が限られてしまいます。当社では設計段階で運搬までを考慮し、運搬冶具も製品の一部として設計製作致します。そのため、冶具に取り付けた状態で穴位置の確認や、部品同士の干渉確認などを行うことが可能です。