Before (改善前)

ユニット装置やユニット機器には組み立て作業が必ず発生しますが、板金部品の組み立てにはがボルトやネジなどの締結部品を用います。ボルトやネジは種類によって頭の形状も様々ですし、ネジサイズによっても形状は複数種類あります。同じユニット装置・ユニット機器に対してバラバラのネジやボルトのサイズ、種類があると、その都度工具を交換する必要があるため、それだけで作業性は落ちてしまいます。また、ネジ、ボルトの取り間違いも発生しがちになり、ヒューマンエラーを誘発させる要因ともなります。

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After (改善後)

可能な限り、ボルトの種類を統一し、ネジサイズも統一することで、組み立て作業中の余分な工具取り換え時間を削減することができます。また、工具の取り換えを行う必要がないため、組み立て作業者の動線を少なくし、作業効率アップにもつなげることができます。もちろん、ボルト、ネジの種類やサイズが少なければ取り間違いの発生を抑えることにもなります。組み立てを伴うユニット装置やユニット機器は、板金部品単体のコストだけでなく、組み立てコストも意識しなければなりません。

POINT(要約)

固定されるものや、固定する場所に合わせて、ネジやボルトの形状を変えることは多々あります。しかし、一つの部品を固定するために数種類のボルトを使用しては、工具もそれだけ必要となってしまいます。作業者を動かさずにいかに一度に複数の作業ができるかが、組み立て工程では重要になります。