製品属性(仕様)
製品 分類 | スプラッシュガード | 業界 | 工作機械 |
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機能 | SPHC=t1.6/2.3/3.2/4.5/6.0 SS400=9.0/16.0 | サイズ | H1100 x W1400 x D1480 |
材質 | SPHC/SS400 | 工程 | 設計/展開/ブランク・曲げ・機械加工・溶接・塗装・組立 |
製品画像(様子)
特徴
この板金組立ユニットは、スプラッシュガードと呼ばれる幅1100、高さ1400、奥行き1480の工作機械のカバーです。スプラッシュガードと呼ばれる所以は、マシニングセンタでの加工時に出る切粉や切削液が加工室外へ飛散する(スプラッシュ)のを防ぐ(ガード)ことからきています。この組立ユニットを製作する上で注意をしている点は、飛散する切粉に対しては、小さな段差や溝(ボルト等)でも積もってしまいマシニングセンタの機能性を阻害する恐れや、メンテナンスの手間が増えてしまう可能性があるため、ユニットの中心となるカバーはなるべく溶接工程にて一体化をすることで、ボルトの数を極力少なくすることを実現します。また、切削液の飛散に対しては、主に水漏れをしないようにすることが重要です。しかし、前記の切粉の飛散防止として、溶接工程を増やすことを挙げましたが、当然歪みのリスクも比例して増えるため、強度を確保した上で最小限の溶接(断続溶接時のピッチを調べる)を施し、コーキング処理との併用で水漏れを防ぎます。
塗装工程では、染まり具合のムラが無いように注意をしますが、一体型かつ大型のカバーとなるとムラが生じる可能性が高まります。塗装では、膜厚をみると面に対して四隅は膜厚が厚くなりやすく、中心部になると、薄くなりがちです。これは塗料を吹き付けるときに塗装面を往復する段階で、重なりが隅で集中してしまうためです。この膜厚の変化が仕上がりのムラに影響してしまうため、作業者の作業性を高めることが第一ですが、膜厚検査も各パーツ面の隅と中心部双方とも測り、(下塗り30μ前後、上塗り40μ前後の合わせて70μ前後)お客様指定の検査表に記入しています。